育毛剤を選ぶときに知っておく成分について

育毛剤は店頭やネットショップなどで購入できます。発毛の研究が進んだことで効果が高い製品が増えていて、病院に行かなくてもセルフケアで十分改善できます。ただし、有効成分が自分に合っていることが前提となります。

頭皮のためにバランスよく配合されている

育毛剤は頭皮に付けて髪の毛にコシを出し、しっかり丈夫に育てるための製品です。数種類の育毛有効成分が合わさって、1つの育毛剤ができています。それぞれの有効成分が計算されたバランスで配合されていて、育毛剤1本でしっかりと抜け毛を予防できるように考えられているのが特徴です。そして一つ一つの有効成分に、育毛や発毛に繋がるさまざまな働きがあります。無駄なものは何一つなく、すべて頭皮に何らかの形でプラスに働きます。育毛剤を選ぶときには、それぞれの有効成分がどんな働きをするのかを理解しておくと参考になります。

ホルモンに作用するタイプは男性型脱毛症に効く

ジヒドロテストロン（DHT）や5αリダクターゼを抑制する効果がある有効成分は、男性型脱毛性（AGA）予防に効果があります。具体的にはフィナステリド、オウゴンエキス、ノコギリヤシエキスなどです。これらの有効成分が配合されていれば、生え際の薄毛や抜け毛、つむじの抜け毛に大変高い効果があります。また、女性ホルモンを増やすタイプは、男性にも女性にも効果的です。ダイズイソフラボンやプラセンタエキスがそれにあたります。また、ダイズイソフラボンやプラセンタエキスは保湿効果が高いので、頭皮の乾燥を改善する働きもあります。

血行を促進する人気のミノキシジル

有効成分の中で血行促進効果があるのが、ミノキシジル、センブリエキス、M-034（ミツイシコンブ）などです。特に強い血行促進効果があるのかミノキシジルです。ミノキシジルは男性用や女性用の育毛剤によく配合されています。毛細血管を広げて末端まで血が届く体質にする効能があります。末端まで血が届くことで、毛母細胞の細胞分裂が盛んになり、ヘアサイクルが改善し、髪の毛一本一本が太く固く丈夫になります。ただし、医薬品に指定されているミノキシジル育毛剤もあるので、その場合は医師の指示に従って使用することが大切です。